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この世で一番気の利く人で賞、新人賞受賞マン


サルミアッキのキャンディは、北欧周辺地域では伝統的に食べられ、北欧5ヶ国ではその国を代表する菓子といってよいほど、子供から大人までに食べられている。しかしその独特な味から、それ以外の地域ではあまり食べられない。

その独特な味を存分に表現しているのがこの顔である。フィンランド帰りの新人受賞マン、Sudouの美味しそうな様子をご覧頂きたい。つい二日前に帰ってきたばかりにも関わらず、トビタテハウスに遊びに来てくれた素敵な高専ガールだ。

トビタテハウスマン「そんなまずいの? 食べてみよっかな」

彼女はにやりと笑って、僕にサルミアッキのキャンディを差し出してくれた。

今思えば、やはり僕はここで止めておくべきだった。しかし、あまりにもおいしくなさそうに食べるものだから、いくらなんでも誇張し過ぎだと。おれはそんな顔はしねえぞと。そんな覚悟で食べたんですわ。

なんだこれ。命の大切さを知るためにクラスみんなで飼っていた豚を最後に食べるって時にクラス会議で食べるか食べないか議論になって、食べない派が勝ったけど先生がどうしてもって言うから涙ながらに食べた豚がそんな美味しくなくて悔しくて泣いている時みたいな顔してるやないか。

結論。これは食べ物ではないと思う。

そんなSudou氏であるが、もちろんこれだけで新人受賞マンになったわけではない。彼女はなんと、たこ焼き器を買って来てくれたのである。帰国二日目からなんていい子なんだ。いい子すぎて逆に怪しい。怪しいぞ!!

いい笑顔である。やっぱりいい子だと思う。全然怪しくない。高専生とのことできっと死ぬほどモテているに違いない。アナタハン島の悲劇は、現在も我々の知らないところで起きているのだ。

更に更に、彼女はがら空きのトビタテハウスの本棚に、おすすめの本まで持ってきてくれたのである。なんなの? やっぱり良いこすぎて怪しいよ!

いい笑顔やで…こんな子が怪しいわけないやないか。たとえ持ってきた本が戦争と少女に関する悲しい漫画であったとしてもや…ある種の妖精なんやで。

そんなわけで、今回はオチもなくただただいい話なのであった。最後にもう一枚だけ画像を載せて終わりにしよう。

サルミアッキのキャンディを食べてはならない。妖精すらも顔を歪める。(北欧の詩人 Tobitate H. Mann)


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