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久松と書いて姉御と読む


正義とはなんだろうか。国連では貧困を、一日の収入が○○ドル以下の者達を最貧困層として線引をしてその問題を解決しようとする。しかし、もしも彼らが貨幣経済ではなく物々交換をメインに行っているとしたら。そこに介入し、市場を形成し、貨幣を導入したことで彼らの収入が増えたとして、それは彼らにとって「より良い」ことなのであろうか。

私が姉御に初めて会ったのは、関東での事前研修(2泊3日の濃ゆいやつ)だった。彼女の専門は開発学系。しかし、学問というよりはフィールドワークで現場の中で動く人だ。国連のような大きな組織では地域に根ざし、問題をきちんと捉え(時にはそれが問題ではない時すらある)た対処が出来ない。むしろ、間違ったことすらしているのだ! 彼女は憤りを抱いていた。

Shoko Hisamatsuその人である。ちなみに左側。よりによってトビタテハウスマンの専門は政治哲学(世界正義論)である。世界の正義を追い求める領域だ。この二人の衝突は避けられようもなかったと言えよう。

「世界正義とか言っとるけどな、そんなん机上の空論振りかざして現地のこと何もわからんと言ってるんちゃうか。正義なんてそもそもないんや。みんな一生懸命生きとるし、単にお金が少ないってだけで上から目線で可哀想な人みたいな扱いしとるんちゃんか。あぁ!?」

どすの効いた声である。もはや恫喝である。トビタテハウスマンは泣いた。泣きながら反論を試みた。成果は芳しくなかったが、初めて自分の専門分野で異なる意見と真っ向からぶつかれたことが僕は嬉しかった。今では仲良しである。

どのくらいの仲良しかというと、こんなスマイルがお家にやってくるくらいである。にっこりダンボール、見覚えのあるあいつである。早速中を見てみよう。

ほほう…これはこれは…!! トビタテハウスマン、自己紹介が遅れたが現代の乞食である。テクノロジーを駆使した乞食、それを人はウィッシュリストマンと呼ぶ。

久松と書いて姉御と読む。その心は、たこ焼きを回す串まで買ってくれる素敵な関西レイディーだからなのだ。包丁とまな板、そしてたこ焼き回すやつ。完璧である。ちなみにたこ焼きを作るやつはまだ入手前である。

姉御、今度東京来る時は是非その最高のたこ焼き回す腕をおれに魅せつけてやってくだせえ。トビタテハウスで待ってます。ありがとうございやした!


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